イミニLPS研究所

免疫ビタミン®パントエア菌LPSについて

LPSの歴史・研究成果

東京大学名誉教授の水野傅一博士らによりLPSの効果が発見される

その研究の歴史は長く、日本におけるLPS研究の始まりは四半世紀以上も前に遡ります。 東京大学名誉教授の水野傅一博士らは、1980年代より自然免疫に着目した研究を行っており、1988年には健康維持に深く関係する免疫細胞「マクロファージ」を活性化する物質を小麦の水洗浄液から発見しました。その後研究を重ね、マクロファージを活性化する物質は小麦の成分そのものではなく、小麦に共生している“グラム陰性細菌”に由来する糖脂質(LPS)であることが判明しました。

そもそもグラム陰性細菌である、LPSは、100年以上前から細菌学者の研究対象の一つとなっていましたが、その頃は内毒素ともよばれ、免疫力の向上とは対極とも言える、菌の病原因子および免疫刺激因子として認識されていました。しかし、水野博士らの発見により、LPSに対する概念は大きく変貌し、現在に至るまで、世界中で人体に有用な様々な働きが解明されています。

LPSに多く接触できる田舎で育った子供ほどアレルギー発症率が低い

1992年には水野博士らによって、LPSのアトピー性皮膚炎や高脂血症の改善、胃潰瘍予防、LDLコレステロールの低下等への効果についての研究論文が発表されました。さらに、1997年にはチャールズ・ジェニュウェイ博士(米国)がLPS受容体を哺乳類で発見。2008年にはA.Guenichie氏(仏)らがLPSを持つ微生物が、アトピー性皮膚炎に対する改善効果を示すという論文を発表しました。

また、同じく2008年には、エリカ・フォン・ムーチウス博士(独)らの研究チームが、ヨーロッパでの膨大な数の調査を経て、アレルギーに関する興味深い研究結果を発表しました。それは、田舎に住む子供と都会に住む子供では、田舎に住む子供の方がアレルギーの発症率が低く、その原因が環境中のLPS量の差によるというものでした。家畜などの動物や植物などが多い田舎の環境で育った子供は、体内の免疫機能が発達する幼児期から、LPSと多く接触してマクロファージの活性が高くなる機会が多くなり、その結果、アレルギー体質になりにくいというのです。

さらに、2011年には、ブルース・ボトラー博士(米国)らがLPS等による自然免疫活性化の仕組みを明らかにしノーベル生理学医学賞受賞しました。
現在、LPSは世界中の様々な研究者により研究が促進され、創傷治癒への効果、育毛効果、ターンオーバー力の回復によるアンチエイジング効果など、様々な目覚ましい効果が発見され続けています。
日本でも、産官学の連携により、美容、医療など様々な視点から、LPSの更なる研究が進められています。

LPS 四半世紀以上にわたる研究とその成果

1982年
免疫機能の研究スタート
東京大学名誉教授 水野傳一博士らにより、マクロファージの制御に的を絞った健康維持についての研究がスタート

1988年
LPSを発見
小麦の水洗浄液からマクロファージ活性化作用のある物質を発見。その物質がLPSであることが判明

1992年
水野傳一博士らが論文を発表
アトピー性皮膚炎や高脂血症の改善、胃潰瘍予防、LDLコレステロールの低下等、LPSの効果について研究結果を論文発表

1997年
チャールズ・ジェニュウェイ博士(米国)が論文を発表
マクロファージ等に発現しているLPS受容体の存在を哺乳類で発見

2001年
S.J.Seo医学博士(韓国)らが論文を発表
韓国中央大学病院皮膚科のS.J.Seo医学博士らが、LPSの刺激を受けたケラチノサイトが生体内抗菌物質であるβディフェンシン発現を論文発表

2006年
国内にてLPSの量産化がスタート
自然免疫応用技研、行政や各種研究所、NPO法人、企業等、産官学の連携によりパントエア菌LPSの量産化がスタート

2008年
A.Gueniche(仏)氏らが論文を発表
A.Gueniche氏(仏)らが、グラム陰性細菌「Vitreoscillafiliformis」のアトピー性皮膚炎に対する改善効果を英国医学雑誌で論文発表

2010年
経済産業省認可の自然免疫制御技術研究組合が設立
LPSの有用性を研究するための組織として、経済産業省認可の自然免疫制御技術研究組合が設立

2011年
自然免疫研究がノーベル生理学医学賞を受賞
ブルース・ボトラー博士(米国)、ジュールズ・ホフマン博士(仏)、ラルフ・スタインマン博士(米国)がLPS等による自然免疫活性化の仕組みを明らかにしノーベル生理学医学賞受賞

2013年
Lin Chen医学博士(米)らが論文を発表
イリノイ大学歯学部のLin Chen医学博士(米)らが、LPS受容体が皮膚の創傷治癒に重要な役割を果たしていることを論文発表

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